梅雨の白丸湖=2014年6月8日、東京都西多摩郡奥多摩町(野村成次撮影)【拡大】
ひとしきり降った雨が小やみになった。ダム湖の白丸湖の水面上には、うっすらと霧がかかってきた。その日湖は満水で、雨は岸辺の緑をいっそう鮮やかにしている。木々の中から漕ぎだした人たちがいた。カヌーではない。サーフボードのような上に立ってパドルで漕いでいる。これは初めて見た、いろんな楽しみ方があるものだ。一列になって進んでいって、やがて湖面の霧に消えて、また雨が激しくなってきた。
勝手なものだ。少し雨が続いただけで、太陽が恋しくなってくる。原稿を書いた日の午前中は晴れているが、午後から雲が広がって雷、竜巻に注意だって。(野村成次、写真も/SANKEI EXPRESS)
■のむら・せいじ 1951(昭和26)年生まれ。産経新聞東京、大阪の写真部長、臨海支局長を経て写真報道局。休日はカメラを持って、奥多摩などの多摩川水系を散策している。