ニューヨーク・タイムズ紙によると、イラク国境近くにはイラン軍?師団規模が集結。イラク情勢をめぐりイランとの対話に意欲を示していたジョン・ケリー米国務長官(70)は25日、訪問先のブリュッセルで「宗派対立の発火点となるようなことが起きてはならない」と述べ、シリアとイランの動きがイラク国内のシーア派とスンニ派の対立に拍車をかけかねないとして、強く牽制(けんせい)した。
首相に退陣促す
同時にケリー氏は「真空を埋めようとする外部の力なしでイラクを守るには、新政府の樹立が急務だ」と語った。シリアとイランによる過度のイラク介入にクギを刺すと同時に、イラクのヌーリー・マリキ首相(62)に対して暗に退陣を促した形だ。
イスラム教シーア派主体のマリキ政権に代え、スンニ派やクルド人との挙国一致政府を発足させれば、宗派対立に加担することなく支援を行うことができるというのが米政府の発想だ。