私たちは、この現実をただ傍観するしかないのだろうか。
答えはNOだ。基本的な衣食住に恵まれ、基礎的な教育を受け、インターネットを通じて世界中に発信できる私たちには、自分たちが思う以上にできることがある。
まずは世界の状況を知って周りの人に広めること。さらに、その状況を改善するために一歩を踏み出すこと。
その一歩として、ワールド・ビジョン・ジャパンでは、「命の木プロジェクト」を実施している。2000年に国連ミレニアム開発目標(MDGs)で約束された5歳未満の乳幼児死亡率を2015年までに1990年の3分の1に下げるという目標の達成を目指すもので、趣旨に賛同した方々から、「子供たちの命を救いたい」という思いを込めたメッセージや写真などのアクションを募集し、それらを国連総会に出席する日本政府に政策提言書とともに提出する。
5歳まで生きられれば、多くの子供たちが大人になるまで生きていけることから、プロジェクトは「世界の子供たちにまず5歳までの命を」と訴える。