旅館の浴衣を借りて足湯中=世界文化社刊「脱・コンプレックス」より(宮崎貢司さん撮影、提供写真)【拡大】
その方が、知的にみえると思うのです。それに、どうしても身体的には衰えてきてしまいますから、それを補ってくれるだけの力と品格を持つ物を着た方がいいと思います。
覚悟を持って着る
思い切って、絽(ろ)の着物を、半襟も足袋もつけずに浴衣として着てしまうのもすてきです。これは、私が敬愛する着物デザイナーの池田重子先生に教えていただいた着こなし。池田先生が、古くなった絽の着物を浴衣として着るようにくださったのですが、その時の一言がしびれました。「野暮な着方はしないでよ」。かっこいいですよね。
もちろん、汗をかきますから、半襟なしに着た場合、すぐに洗濯に出さないと染みになってしまいます。でも、逆に言うと、そこがいい。それぐらいの覚悟を持って着ている。それが、「粋」ということなのだと思います。
みなさんも、粋に浴衣を着こなして、今年の夏を思い切り楽しんでくださいね。
愛を込めて IKKO(美容家 IKKO/撮影:フォトグラファー 宮崎貢司/SANKEI EXPRESS)