マレーシア機撃墜の状況=2014年7月3日と7月18日、ウクライナ東部。※日時は現地時間。ウクライナ国防当局調査機関の資料を基に作成【拡大】
一方、ジョン・ケリー米国務長官(70)は20日放映されたテレビ5社のインタビューで、親露派武装勢力の支配地域からブク(SA11)地対空ミサイルが発射された直後にレーダーからマレーシア機の機影が消えたなどの「状況証拠」を挙げた。その上で、ロシアからブクを受け取った親露派により実行されたことが「非常に明白だ」とした。
ケリー氏は一連の番組で、数週間前にロシアから装甲兵員輸送車、多連装ロケット弾発射機、戦車などを含む約150両の車列が国境を越えてウクライナ東部に入り、親露派に渡されたことを公表した。
このほか(1)ミサイルの軌道や発射地点を把握している(2)過去数カ月で輸送機2機を含めた12機のウクライナ機が撃墜された(3)ロシアに戻されたブクからミサイル1基が失われていた-などの情報を挙げた。米政府は親露派が撃墜したことを確実視する一方、情報を裏付けるため徹底的な調査を受け入れるよう親露派やロシアに対して強く求めている。