200組以上のバンドが世界各国から集結するわけだから、まだ無名のアーティストも山ほど参加している。その中から自分好みのバンドを見つけるのも一つの楽しみだろう。
フジロックには、バスカーストップという、その名の通りバスキング(路上ライブ)する、観客と非常に距離の近いステージがある。そこに今年立つ誰かが、来年アリーナクラスで公演、なんてことも十分にありえるのである。新しい音楽を発見できる場所なのだ。
日本のロックフェスティバルの先駆けとしても有名なフジロック。今でこそ〝フェス〟という言葉は認知されているが、フジロックあらずして、日本のロックフェスティバルはなかったと言っても過言ではないだろう。
大自然に溶け込む
フジロックが唯一無二の理由の一つは、やはり大自然の中で行われていることではないか。大規模な会場の中には、たくさんのステージがあり、ステージとステージの間には、さまざまな仕掛けがちりばめられている。昼間歩けば、川と木陰が暑さを癒やしてくれ、アートが好奇心と感受性をくすぐる。夜になれば、光の装飾が顔を出し、全く違った世界をつくりあげる。騒がしい日常から逃れ、大自然に溶け込むことができるのだ。