ミャンマー・首都ネピドー【拡大】
四半期ごとに発表される国内総生産(GDP)の成長率こそ7%台の半ばを保っているが、この数字を額面通りに受け取る専門家はいない。貨物輸送量や電力消費量などの統計を見る限り、経済の落ち込みは危険状態に陥っており、対日関係の改善は重要課題だ。
また、周永康元政治局常務委員(71)の拘束発表からも推察されるように、権力闘争に“勝利”した習氏が党内基盤を固め、対外強硬路線を修正する余裕(選択肢)を得たことも背景にある。中国はベトナムに対しても、にらみ合っていた南シナ海で問題の石油掘削装置(リグ)を「資源探査活動が終了した」として先月(7月)中旬に撤収するなど、軟化姿勢を見せ始めている。
日本側に努力求める
ただ、このまますんなり日中首脳会談が実現するとみるのは早計だ。中国はこれまで、首脳会談開催に関して(1)尖閣をめぐる領有権争いの存在を認め問題を棚上げ(2)安倍首相が靖国神社を参拝しないと明言-との条件を付けており、この原則は変えていない。