「思いがけず先輩女優の代役として引き受けたのがアンヌ隊員役。皆さんにこんなにも長く愛されるキャラクターになるなんて…」と振り返るひし美ゆり子さん=2014年8月5日、東京都豊島区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
「確かに2人の悲恋があったからこそ『ウルトラセブン』がしっとりとした余韻を残す作品になったのかもしれません。でも、撮影時に女優のキャリアがわずか1年しかなかった私は、しっかりと演技しようと、それだけで頭がいっぱいで…」
ひし美は今でも時折「ウルトラセブン」をDVDで視聴するそうだ。「見たときの年齢によって感想や疑問も違ってくる奥深い作品。チビっ子たちには何度も見て、セブンのメッセージの意味を考えてほしいな」。8月5日には東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催中の「ウルトラマンフェスティバル2014」(8月31日まで)の特別ゲストとしてトークショーに参加し、大勢のファンを喜ばせた。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:宮崎瑞穂/SANKEI EXPRESS)