≪若手起用で競争目指す≫
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が8月11日来日し、日本サッカー協会と正式契約を結んだ。記者会見したアギーレ氏は、自らのサッカー哲学について「とてもシンプル。とにかくたくさん走って、いいプレーをして、そして勝利を収める」と勝利への執念をにじませた。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で1勝もできないまま1次リーグ敗退という屈辱を味わった日本代表。再建を託された新指揮官は「2018年のW杯ロシア大会はぜひ出場したい」と抱負を語った。
南ア後もオファー
監督を引き受けた理由について、アギーレ氏は「(2010年の)南アフリカW杯後にオファーを受け、その後も私の仕事をみてくれた真摯(しんし)さを感じた」と述べ、「日本にはレベルの上がっているリーグがあって欧州でいい仕事をしている選手も多い」と世界を相手に戦うことに自信をみせた。
選手、監督として輝かしいキャリアを誇る。母国開催だった1986年メキシコW杯で8強進出に貢献し、指導者転身後の2002年日韓、10年南アフリカ両W杯では母国を16強へ導いた。世界最高峰のスペインリーグでも強豪アトレティコ・マドリードなどを率いた実績は申し分ない。