母国や欧州では激情家としても知られ、武勇伝には事欠かない。メキシコ代表を率いていた09年に、タッチライン沿いでプレーしていた相手選手を蹴っ飛ばして退席処分を受けたのは有名だ。しかし、この日の会見でみせたように、質問の意図をしっかりと理解し、自分の言葉でよどみなく答える冷静さも兼ね備えている。
ラテン気質のメキシコ人らしさものぞかせる。とにかく人と接するのが大好きで、来日時の空港でサポーターから「アギーレ」と声を掛けられると笑顔で対応。「旅行が好きなので、日本でもいろいろな場所でいろいろな人と交流を持ちたい」と目を輝かせた。
国背負う責任を
選手選考については、自らの目でじっくりと見極めていく方針だ。まず、「全ての選手に対してドアは開かれている。日本、外国でプレーしている選手みんなだ」と答えたところは、いかにも“闘将”らしい。
次に求めたのはハートの強さだ。「国を代表して戦うことを常に肝に銘じ、責任を果たしてほしい」。1次リーグで敗退したブラジルW杯の後、日本代表に欠けたものの一つとして挙げられた要素が、続く4年間には必要不可欠だと位置づけた。