お盆に需要が高まるキュウリとナスも長雨の影響が出た。加えて一部の産地で台風による出荷の遅れや品質の劣化が重なり、品薄となった。東京都中央卸売市場の(8月)18日時点の卸売価格は、福島県などが産地のキュウリが1キログラム538円と平年の2倍以上。栃木県や群馬県が産地のナスも1キログラム381円と7割高くなった。
消費者ため息
農水省の担当者は「天候が順調に推移すれば、8月下旬から9月上旬にかけて出荷量が回復し、価格も落ち着くのではないか」と話している。
小売り量販店では販売価格の値上げに踏み切る店も出始めた。東京都練馬区のスーパー「アキダイ関町本店」は、2週間前に税抜きで1本30円だったキュウリを65円に、ナスも1袋128円から180円に値上げした。
キュウリは1袋当たりの本数を8本程度から4、5本に減らし、価格を据え置いた。店を訪れた東京都練馬区の会社員、根岸香奈子さん(31)は「安い物を選ぶなど買い方を工夫するしかない」とため息交じりに話した。