日本企業10社の罰金額(※1元=16.772409円で換算、億円未満は切り捨て)=※中国国家発展改革委員会(発改委)は2014年8月20日、日本の自動車部品メーカー12社に対して独占禁止法違反を認定し、うち10社に総額12億3540万元(約205億円)に及ぶ制裁金を課すことを決めた。【拡大】
中国では日米欧など外国ブランド車の価格やアフターサービスの補修部品の価格が、国産車に比べて高いと批判されており、国内メーカーなどの告発を受けて発改委が調査していた。日系に加え、同時に欧米系メーカーもやり玉に挙がっている。中国政府には消費者保護の姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。(上海 河崎真澄/SANKEI EXPRESS)
≪「外資たたき」まず自動車で試す≫
中国当局から独占禁止法違反による制裁金の支払い命令を受け、日本の自動車部品メーカー12社は「再発防止に万全を期す」(デンソー)など謝罪のコメントを相次いで発表した。法令順守の徹底は急務。ただ、中国当局は外資系企業に対して、独占禁止法違反での調査を強化しており、「外資たたき」との見方もある。自動車メーカーを含むより大規模な事案に発展すれば、各社の対中戦略に影響を及ぼす可能性もある。
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中国政府は自動車をめぐる独占禁止法違反の事案で、日本企業12社以外にも、欧米系フィアット・クライスラーの「クライスラー」など欧米メーカーも制裁している。