投資・雇用に期待
実際、過当競争を懸念する声も聞こえてこない。プラザアテネのドラエ支配人は「(ホテル戦争は)新たな客を呼び込み、市場拡大につながる」と自信を示す。ペニンシュラのベリアール支配人も「パリの高級イメージが一層高まる。アジアや北米からの顧客獲得が大切だ」と強気の構えだ。
不況対策として観光産業を重視するオランド政権はこうした業界の活況ぶりを歓迎。プラザアテネ、ペニンシュラで計約1000人を雇用することから、両ホテルの式典にはローラン・ファビウス外相(68)、フルール・ペルラン観光担当大臣(40)がわざわざ出席、「投資と雇用創出効果」(ペルラン氏)に期待を寄せた。
立地や設備、伝統や格式…。各ホテルともいずれ劣らぬ長所を誇る。デシャン氏は「結局、良しあしを決めるのは従業員の質。宿泊客のきめ細かいニーズに応えられるかどうかが重要で、各ホテルが最も力を入れるのもその点だ」と話している。(共同/SANKEI EXPRESS)