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皮肉の「がれきチャレンジ」 氷水なきガザ インドはコメ1杯寄付 (1/3ページ)

2014.8.27 00:02

パレスチナ自治区ガザ地区で、氷水ではなく、がれきをかぶるジャーナリストのアイマン・アルール氏=2014年8月22日、イスラエル(本人提供・共同)

パレスチナ自治区ガザ地区で、氷水ではなく、がれきをかぶるジャーナリストのアイマン・アルール氏=2014年8月22日、イスラエル(本人提供・共同)【拡大】

  • パレスチナ自治区ガザ地区で、氷水ではなく、がれきをかぶるジャーナリストのアイマン・アルール氏=2014年8月22日、イスラエル(本人提供・共同)
  • イスラエル・パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市

 世界的に大ブームとなっている氷水を頭からかぶり難病患者支援の輪を広げる「アイス・バケツ・チャレンジ」が、形を変えて広がりをみせている。イスラエル軍の空爆が続くパレスチナ自治区のガザでは、現地のジャーナリストらが世界に惨状を訴えるため、がれきを頭からかぶる映像を公開。インドでは、バケツ1杯のコメをかぶるのではなく、貧しい人々に寄付しようと呼びかける運動が起きた。新たな運動には、多数の有名人がパフォーマンスを繰り広げ、「セレブのお遊び」との声もある氷水かぶりに対する“皮肉”も込められている。

 パレスチナ・バージョン

 「アイス・バケツ・チャレンジのアイデアが気に入ったので、パレスチナ・バージョンを作ることに決めたんだ」

 ジャーナリストのアイマン・アルール氏は、動画投稿サイトのユーチューブで公開した映像の冒頭でこう説明。空爆で崩壊したビルの前に立ち、バケツに入れたがれきを知人に頭から豪快に浴びせられた。

 そして、「バケツに入れる水を探したが、水はとても貴重だ。水があっても(停電で)凍らせることは困難だ。そこで辺りを見渡すとご覧のような状況だったので、氷水の代わりに、がれきを使うことにしたんだ」と語った。

「ラブル(がれき)・バケツ・チャレンジ」

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