「社会的圧力大きい」
8月には香港の映画スター、ジャッキー・チェンさんの息子、ジェイシー・チャン容疑者も大麻使用の疑いで北京市内の自宅で拘束された。ジャッキーさんは2009年、中国政府の反麻薬キャンペーンのイメージ大使を務めたこともあるが、息子の大麻使用歴は8年に及んだ。ニュースは各紙1面を飾った。
若者の麻薬使用増加の背景には、インターネット販売で麻薬の入手が容易になったこと、夜の街で麻薬販売網ができていることがある。北京の警察は5月、繁華街の三里屯で麻薬を売っていた外国人30人を拘束した。
目抜き通りの長安街で話を聞くと、西安出身の自営業男性(36)は「大都市ではどこでも麻薬が広がっている。小金を手にすると新奇なものを試したくなるのが人間」と分析。広東省から旅行中の陳奕宏さん(22)は「仕事や勉強で社会的圧力が大きいから麻薬に手を出す」と話した。