確かに運動はつらい側面をもちます。アイスクリームやポテトチップスを片手に、横になって面白い映画やテレビを見ている方がずっと楽です。着替えて靴を履き外に走りに行くには、ある程度の決心が必要かもしれません。翌日の筋肉痛が起きると「運動しなかった方がよかったかも…」と後悔したりします。
けれども、外を走ることはそれ以上の喜びをもたらします。夏が来ると真っ白なモクモクした雲に形が変わり、真夏にはコガネムシが現れます。ヒマワリが最も元気な時です。アブラゼミが鳴き始めるころ、コガネムシは姿を消していきます。ヒグラシが鳴きはじめ、トンボが舞い始めると、もう夏は終わりに近づきます。コオロギが鳴き始めるころ、秋の雲になっていきます。
こういった自然の変化の中を走ると、人も自然の中で生きる生き物であることを再確認できます。朝の運動は、体をシャキッとさせます。ちょっとした散歩から始めてみましょう。体が慣れてくると、運動する楽しみを味わうことができるようになります。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)