むしろ木橋の恩恵に浴するのは、朝夕に砂浜を散策する地元の人たちではないか。できれば、9月から11月ごろまでの散策シーズンにこそ、残っていてほしいという気もする。残念ながら台風の季節に重なってしまうこともあって、残すわけにはいかないのでしょうね。
残暑は9月に入ってからも続くが、海水浴場の夏はひとまず終わった。マナー向上を呼びかけた条例の効果はあったのか、なかったのか。海水浴場開設132年の次の夏に向け、さらに何が必要なのか。海水浴の老舗・鎌倉にとっては、新たな検討を開始する季節でもある。(編集委員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS)