自家農園「スリー・リーフ・ファーム」敷地内の水源地に立つラニー・マルティネリさん。農園は昨年9月にコロラド州を襲った大洪水で甚大な被害を受けたが、そのときに地下水の流れが変わったらしく、敷地内の低地に水が湧き出すようになった=2014年5月18日、米コロラド州ボルダー郊外(ディスカバー・アメリカ撮影)【拡大】
農作業のパートナーは、サウスダコダ州の先住民居留区に生まれたジョセフ・デュセノーさん(41)だ。ニューヨークで低所得者層に新鮮な野菜を提供する非営利活動を行った経験を持つジョセフさんは「こういう循環型のビジネスを成立させることはなかなか難しい。それを成功させているのは、すばらしいよ」と笑顔で話した。
米国の食文化には「ファストフード天国」というイメージがあるが、オーガニック志向のレストランを好む消費者は着実に増えている。マルティネリさんが経営するレストランは現在、コロラド州だけでなく、テキサス州やメキシコなど7カ所で展開されている。これからも店舗を増やす計画だ。(ディスカバー・アメリカ編集部、写真も/SANKEI EXPRESS)
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