携帯電話大手3社が12日午後4時、米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)6」「アイフォーン6プラス」の予約を一斉に開始した。KDDIとソフトバンクモバイルは12日、画面サイズが4.7インチの「6」について、2年契約で実質0円で販売すると発表。NTTドコモも実質0円から販売する。19日の発売に向け早くも顧客争奪戦が始まった。
囲い込みを手探り
「アイフォーン6」の記憶容量が16ギガバイトの端末について、携帯電話大手3社は、新規または他社から乗り換えの2年契約の場合、実質0円で提供する。各社ほぼ横並びの状態で販売合戦が始まる。その他の機種の実質負担額は、新規か他社から乗り換えの場合、いずれもKDDIはソフトバンクよりも240円安く抑えた。ドコモは13日以降に価格を発表する。
人気のアイフォーンをめぐっては、多額の現金還元による囲い込みが問題視され、行き過ぎた販売合戦はいったん沈静化。ただ、新機種にかける各社の期待は大きく、囲い込みの手法を手探りしている。