米フロリダ州のケネディ宇宙センター【拡大】
8月末には、オリオンを打ち上げるために開発中の大型ロケット「SLS」の試験飛行を当初予定より1年遅い18年11月に延期することが決まった。試験飛行までに見込む開発費約70億ドル(約7500億円)の予算配分が滞っているためだ。
オリオンが公開されたのと同じ11日には、12年に火星に着陸し生命の痕跡を探して活動中の無人探査車「キュリオシティー」が目的地である「シャープ山」の麓に到着した。今後、数千メートルの山頂に向け出発するが、粒の大きい火星の土の影響で想定以上に車輪が摩耗し、6つの車輪のうち4つがパンク状態にあるという。
ケネディ宇宙センターのトップ、ロバート・カバナ氏は、オリオンの試験飛行について「太陽系の探査でわれわれの存在感を示す未来へのステップだ」と期待を示すが、火星では未知なる困難が待ち受けている。(SANKEI EXPRESS)