ジャラジャラと音を鳴らし、山盛りのブロックを探る。次々と拾い上げられるプラスチックの直方体は、組み合わさって次第に姿を変えていく。
子供の頃に遊んだという人も多いだろうレゴ(R)ブロックの可能性に引き込まれ、さまざまな物の再現に挑む「レゴ職人」と呼ばれる人たち。
大澤よしひろさん(29)は、世界でたった11人、日本で唯一という「マスター・ビルダー」の肩書を持つプロの作家だ。2012年、体験型アトラクション施設「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」(東京都港区台場)の開業に際してコンテストで優勝し、選出された。展示作品製作の他、レゴ教室で教える題材の考案などにも携わる。
手元に立体の見本がなければ、写真を参考にして3次元に組み立てる。「ボヤーッとイメージが浮かんで、作りながら調整していく感じ。試行錯誤です」。少し先を読みながらパーツを選び、組んでいく。
たくさんの種類がある部品の中から、目当ての物を探し出すのもブロック遊びの楽しさだが、「そのなかで考えてもなかったパーツに触れ、これ使えるかも?とひらめくことも多いです」と言う。