≪ひらめいて 自由自在に変身≫
代表作の一つの「ミノカサゴ」。放射状に広がるヒレの付け根には、人形に持たせる小道具のデッキブラシを使った。「ふと目に入った。もしかしてと試したらピッタリくっついて、鳥肌ものでした」。専用のパーツという固定観念は捨てる。「こういう形をした部品という見方をします」。柔軟な部品選びが、造形の幅を広げる。
小中学生の頃は、想像通りに作れないことがほとんどだった。一方、ネット上はすごい作品の数々で、「大人になれば作れるようになる。やめたらもったいない」と思い、続けてきた。「考えながら作るとブロックの規則性が分かってくる。応用が利くようになります」。経験を重ねることで、再現できる描写も増えていった。
現在は、教室のためにシンプルな作品を考えることが多いという。「自分の好みよりは、お客さんがどんなのを作りたいかを大事にします」。目を輝かせる子供たちの前で、四角いブロックは無限に変化する。(写真・文:写真報道局 門井聡/SANKEI EXPRESS)