ゴッホ　死の数週間前の油絵、競売へ

　オランダの画家、ビンセント・ファン・ゴッホ（１８５３～９０年）が死の数週間前に描いた「デイジーとポピーの花瓶」が１１月４日に米ニューヨークで競売に掛けられる。予想落札価格は３０００万～５０００万ドル（約３２億８０００万～５４億６５００万円）。９月２９日、ＡＰ通信が伝えた。

　この油絵は、ゴッホが仏パリ近郊の村にあった主治医、ポール・ガシュの自宅で制作したもので、生前に売れた数少ない作品の一つという。米ニューヨーク州のオルブライト・ノックス美術館で約３０年間、展示されていた。（ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）