サイトマップ RSS

「明日に向かう力与えられたら」 上橋菜穂子さんに「国際アンデルセン賞」メダル授与 (1/2ページ)

2014.9.12 09:00

9月10日、首都メキシコ市で国際アンデルセン賞の賞状を授与される上橋菜穂子(うえはし・なほこ)さん(左)=2014年、メキシコ(共同)

9月10日、首都メキシコ市で国際アンデルセン賞の賞状を授与される上橋菜穂子(うえはし・なほこ)さん(左)=2014年、メキシコ(共同)【拡大】

  • 国際アンデルセン賞の作家賞を受賞した作家、上橋菜穂子(うえはし・なほこ)さん(共同)
  • シリーズ第1作となる「精霊の守り人」(上橋菜穂子著/新潮文庫、提供写真)
  • メキシコ・首都メキシコ市

 「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞の作家賞を受賞した作家・上橋菜穂子(うえはし・なほこ)さん(52)が10日、メキシコ市で賞を主催する国際児童図書評議会(IBBY)からメダルと賞状を授与された。

 日本人作家は20年ぶり

 日本人作家の受賞は1994年のまど・みちおさん以来20年ぶり。画家賞を含めると4人目となる。

 1989年のデビューから四半世紀。2年に1度、子供の本に貢献した作家に贈られる賞に、「夢を見ているよう。これをきっかけに優れた日本の作家の本がどんどん海外に出て行ってくれたら」と喜ぶ。

 代表作は、産経児童出版文化賞を受賞した「精霊の守り人」(96年刊)に始まる、「守り人」シリーズだ。「子供が読んでも、大人が読んでも面白い物語」と自ら胸を張るとおり、短槍(たんそう)使いの女用心棒バルサを主人公にした壮大な異世界ファンタジーは、全10巻と外伝2巻が刊行され、累計370万部を突破するベストセラーに。2016春にはNHKで綾瀬はるかさん主演の実写ドラマも放送開始予定。日本だけでなく、英語、スペイン語、イタリア語、中国語など多くの言語に翻訳されるなど時代と国境を超えて愛され続け、「物語ほど自然に感情に訴えながら伝わるコミュニケーション手段はない」との信念を裏付ける。

「生き物への敬意」評価

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

毎日25分からのオンライン英会話。スカイプを使った1対1のレッスンが月5980円です。《体験無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ