日本全国に愛好会が存在し、秋には品評会も各地でさかんに開かれています。また日本では伝統的に仏花や献花としても菊が使用されてきました。世界的にみても一部のヨーロッパ諸国や中国、韓国などでもお墓参り用のお供え花として菊が用いられることが多いようです。
緑色の大輪
今回メーンで使用した菊は「シャムロック」という種類で緑色の大輪の菊です。シャムロックとはクローバーのような植物でアイルランドの国花です。アイルランド語で「若い牧草」という意味だそうです。
アイルランドは別名“エメラルドグリーンの島”と呼ばれるくらいグリーンの多い国、そんな緑の島のシンボルとしてこのシャムロックが国花になったというのです。アメリカで3月に行われるアイルランド人のお祭り「セントパトリックデー」も参加者は緑色のものを身につけることが決まりです。