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【御嶽山噴火】47人死亡 戦後最悪 噴石の雨 時速300キロで直撃 (3/3ページ)

2014.10.2 09:10

御嶽山(おんたけさん、3067メートル)山頂付近に取り残された登山者をヘリコプターに運び込む自衛隊員ら=2014年10月1日午前10時47分(共同通信社ヘリから撮影)

御嶽山(おんたけさん、3067メートル)山頂付近に取り残された登山者をヘリコプターに運び込む自衛隊員ら=2014年10月1日午前10時47分(共同通信社ヘリから撮影)【拡大】

  • 【御嶽山噴火】登山者の大半が倒れていた場所=2014年10月1日現在。※2014年9月27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)が噴火した。
  • 日本の主な火山災害=2014(平成26)年9月30日現在
  • 長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)=※カシミール3Dで作製
  • 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)

 再噴火の危険の中

 山岳救助では、急勾配の場合、樹木などにロープの両端を固定して担架をつるして、滑らせるように搬送するが、山荘付近に樹木はない。そのため、隊員が数人がかりでロープを持って固定し、「ゆっくりゆっくり」などと声をかけ合いながら、担架を落とさないよう細心の注意を払っていたという。

 中腹付近まで担架を下ろし、重傷者7人全員をヘリで麓まで運んで救急車で搬送。救助活動中も背後の火山口からは真っ白い噴煙が立ちのぼり、灰と小石が絶えずヘルメットに落ちてバラバラという音を立てていたという。

 柳岡隊長は、「いつまた噴火するか分からない状況だったが、とにかく要救助者を助けたいという思いだった。重傷者を救助できたことは良かったと思う」と話していた。(SANKEI EXPRESS

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