JR九州は1989年3月から博多-別府間で「ゆふいんの森」の運行を開始。人気温泉地、湯布院を通る欧風モダンな車両は大人のリゾート列車として人気を集めた。その後、九州新幹線が部分開業した2004年と、全線開通した11年を機に9路線の運行を開始した。
≪雄大な景観満喫 ひと味違った鉄道旅≫
D&S(デザイン&ストーリー)列車と称して、その土地ゆかりの物語に合わせた列車の運行を始めた。現在は「ゆふいんの森」「A列車でいこう」「SL人吉」「あそぼーい!」「九州横断特急」「いさぶろう・しんぺい」「はやとの風」「指宿のたまて箱」「海幸山幸」など色とりどりの列車が九州全土をつなぐように走っている。来夏には、新しいD&S列車の運行を開始する予定もあるという。
車両は従来使用していたものに車両デザインの第一人者である工業デザイナーの水戸岡鋭治氏が改良を施し、温かみのある木製インテリアが基調。本棚が付いたソファ席や、海に面したカウンターがある回転いす席など従来の列車には決してなかったユニークな構造になっている。
2011年6月4日にデビューし、熊本-宮地(熊本県阿蘇市)間を約90分で走る4両編成の「あそぼーい!」は、先月、世界ジオパークに認定された阿蘇の美しい山並みを抜けて走る。車内には子供向け図書室や木のプールがあり親子連れに大人気だ。