阿蘇の景観を満喫できるようにと車両の両端に備えられた全面展望パノラマシートは特に人気が高く、予約可能な乗車1カ月前にほとんど満席になってしまうという。
吉松(鹿児島県湧水町)-人吉(熊本県人吉市)を走る「いさぶろう・しんぺい」は、霧島連山や桜島を望み「日本三大車窓」に数えられる眺望とループ・スイッチバックが特徴の赤い列車。途中駅で停車して駅弁を買ったり、お茶や名産の梨などが振る舞われたりと沿線の魅力も満喫できる。
白と黒の車体が特徴的な「指宿のたまて箱」(鹿児島中央-指宿)は今年6月の大豪雨による土砂崩れで脱線し、1カ月弱の運休を強いられたが、夏休み前に運行を再開した。
いずれの路線も客室乗務員が同乗し、沿線の観光名所や路線の特徴が車内アナウンスされるほか、名所では数分間停車したり、日付が入ったフォトパネルと車掌の帽子を持って記念写真ができるなどのサービスも。その列車でしか買えない記念グッズや駅弁も販売されるなど、鉄道ファンならずとも、ひと味違った列車の旅を十分に堪能できる。(写真・文:写真報道局 鈴木健児/SANKEI EXPRESS)