バルセロナを州都とするカタルーニャ自治州の独立問題でスペインの政治情勢が揺れる中、スペイン・プロサッカーリーグのハビエル・テバス会長(52)が、もし自治州が独立した場合、州を本拠地とするバルセロナやエスパニョールがリーガエスパニョーラ(スペインリーグ)に居続けるのは不可能との見通しを示した。実際にリーガから離脱した場合、メッシ(27)=アルゼンチン=やネイマール(22)=ブラジル=ら世界的トップ選手が集まるバルセロナの行方はどうなるのか。サッカーファンもカタルーニャ情勢からしばらく目が離せそうにない。
スペインのスポーツ紙「アス」などによると、弁護士出身のテバス会長は7日、スペインのラジオ局「オンダ・セロ」の番組「アル・プリメーラ・トケ(最重要ポイントに迫る)」に出演し、「もしカタルーニャが独立したとすれば、バルセロナとエスパニョールがリーガエスパニョーラでプレーすることは認められなくなる。スポーツに関する国内法によって、リーガや公式大会に参加することができるスペイン以外の国は(スペインとフランスの国境地帯にある小国)アンドラ1カ国だけと定められているからだ」と述べた。