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東北を知り、震災に思いはせて 渡辺えり、大沢健 舞台「天使猫-宮澤賢治の生き方-」 (3/4ページ)

2014.10.14 15:15

「震災を忘れないため、東北を知ってほしい」と話す演出家の渡辺えりさん(左)と俳優の大沢健(けん)さん=2014年10月4日午前、東京都世田谷区(宮崎裕士撮影)

「震災を忘れないため、東北を知ってほしい」と話す演出家の渡辺えりさん(左)と俳優の大沢健(けん)さん=2014年10月4日午前、東京都世田谷区(宮崎裕士撮影)【拡大】

 「若い頃からいろんなチャンスを与えられてきたけれど、年を重ねれば確実性が求められる。えりさんとの現場は演劇を本当に作っている実感がある。大変な作業だけれど、新しいジャンルの仕事に飛び込もうと考えた」と意気込む。「猫役」は「すごく大変。深いところから沸き上がる気持ちがないと成立しないせりふが多い」と奮闘中だ。

 山形県出身の渡辺には、いまだ被災地の復興が進まない現状がもどかしい。今回は福島第1原子力発電所の事故の被害が残る、福島県南相馬市や、大きな津波の被害を受けた宮城県石巻市にも行く。

 被災地での公演にこだわるのは、震災後にボランティアで訪れた仮設住宅で「とにかく演劇を見たい」と強く望まれたため。「支援物資は足りないし誰にどう分けるかで大問題になる。でも演劇なら分けなくていい。つらい状況の中で少しでも癒やされて、明日からまた頑張ろうという勇気を持っていただければ」

 大沢は震災後に東北を公演で訪れた。「『3月11日以来で初めて笑った』という方がいた。演劇で人の心を動かす、支えることを誇りに思った瞬間でした。今回もぜひ楽しんでほしい」

ガイド:舞台「天使猫-宮澤賢治の生き方-」

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