不審に思った警察官はベンツに盗聴器を仕掛けてそのまま泳がせた。その結果、盗聴器を通じて「ビンラーディン」「シリア」「ジハード(聖戦)」といった単語や、「白人は大嫌いだ。やつらは豚だ。すべて破壊してやる」といった危険な会話の断片を確認。10月13日夜、ロンドンのタワーブリッジを渡った直後に3人の武装警官がベンツを急襲し、インセデル容疑者と同乗者の2人を逮捕した。
アイフォーンから証拠発見
警察はインセデル容疑者のアイフォーンの保護ケース内のSDカード(記憶媒体)から「ニトロ」「車爆弾」「ガス爆弾」などと書かれた爆弾製造に関するファイルを発見。アイフォーンの検索結果などからもISを支持する証拠が見つかった。
公判でインセデル容疑者はテロ行為への関与を否定したが、リチャード・ウィッタム検察官は「彼が計画していたテロは、特定の人物を狙ったものか、2008年11月のムンバイ同時テロのように、より広範囲の無差別テロかのいずれかだ」と語った。
英メディアはこぞって「ブレア元首相が攻撃対象だった可能性がある」と危機感をもって伝えている。