常陸宮殿下のお言葉の後、受賞者を代表して劇作家のアソル・フガード氏が「敬虔(けいけん)な気持ちで賞を受けさせていただくとともに今後に向けての励みとしたい」と謝辞を述べた。また、南アフリカの民主化に書物や音楽などが果たした役割にも触れ、「芸術は社会に大きな変革をもたらすことができる。今回の受賞は私どもの仕事がまだ終わっていないということを思い起こさせる」と語った。
引き続いてカクテルレセプション、祝宴が開かれ、文化人、政財界人、各国大使ら約300人が出席した。下村博文(しもむら・はくぶん)文部科学相も駆けつけ、受賞者を祝福。国境やジャンルを超えた人たちの交歓の輪が広がった。
≪次回受賞者 来年9月上旬発表≫
高松宮殿下記念世界文化賞の国際顧問会議が15日、東京・虎ノ門のホテルオークラ東京で開かれ、次回受賞者は来年9月上旬に発表し、授賞式典を10月21日に東京で開催することを決めた。
国際顧問会議では、今回、アフリカ大陸などから初の受賞者が選ばれ、受賞者の地域的な拡大が進んでいることに触れ、今後も芸術的な水準を維持しながら受賞者の文化的、地域的な拡大を進めていくことなどを確認した。