もちろん昔ながらの技法を守るだけではない。四季のある日本では温度変化があるため、春と秋など一定の季節しか藍染をしないところもある。しかし、矢野さんは藍染のニーズに応えるために26度の液温を保ち続ける空調管理を行っている。
変えるべきところは変え、変えてはいけない本質を守り続けることで、本物の「ジャパン・ブルー」を維持していく。この姿勢こそがまさに本物である。(「COS KYOTO」代表 北林功/SANKEI EXPRESS)
■きたばやし・いさお 1979年、奈良県生まれ。現代に受け継がれる多様な素材や技術、人を「京都」の感性で融合し、発信する「COS KYOTO」代表/コーディネーター。「TEDxKyoto」ディレクター。本藍染矢野工房で染められた生地は、COS KYOTOショールーム(京都市北区紫野上柏野町10の1)で展示している。HP:cos-kyoto.com