九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働問題に関し、薩摩川内市議会が20日に特別委員会を開き、再稼働の賛否を求める陳情を採決する見通しであることが分かった。特別委、市議会とも議員の過半数が再稼働を容認する姿勢とみられ、再稼働賛成の陳情が採択される可能性がある。賛成の陳情が採択されれば議会として再稼働に同意を示したことになる。
特別委で陳情が採択された場合、岩切秀雄(いわきり・ひでお)市長(72)は今月中にも臨時議会を開催する。再稼働を容認する立場だが、本会議での議論を踏まえて市長としての是非を判断する。
一方、鹿児島県議会は27日にも特別委員会を開き、原子力規制庁や経済産業省の担当者を呼んで再稼働をめぐる陳情を審査する。
伊藤祐一郎(いとう・ゆういちろう)知事(66)は委員会の状況を見て、臨時議会の開催も検討するとみられる。
薩摩川内市議会事務局によると、特別委員会には川内原発の再稼働や3号機の増設などに関する陳情が計14件提出されている。このうち、再稼働を求める陳情は1件、反対は10件。