事故前に決まっていたツアーは残された3人で回った。そして音楽制作も、これまでは4人でスタジオに入って音を合わせながら曲を作っていたが、メンバー個々の作業をつなぎ合わせるように作ることを余儀なくされた。
各々が新たな挑戦
しかし、「単純に事故から復帰しただけではなく、次のステップに進んでいる姿を見せたいと思った」というベースのヤマモトの言葉通り、この時期の制作活動がバンドの音楽的な進化につながった。新たなことを試したかったというヤマモトが、今までにないサウンドや楽曲の構成を試し、それにつられるようにカナタがメロディーやギターのアレンジを紡ぎだす。アサカワはたたいたことのないドラムパターンを試した。