心ならずも死を宣告された場合、どう現実を受け入れるべきなのか。「誰も死から逃れられない-。健康に問題があろうと、なかろうと、心にとどめて、意識して生きるべきです。だからこそ、まさに今この時や、愛する人が一番価値があるものなのだと感じながら生きなければなりません」
映像の美しさも印象的だ。「誰もが心の中に持っている幸せの記憶のようにぬくもりが感じられるようにしました」。監督はカメラマンとの“戦術”の一端を披露してくれた。東京・シネスイッチ銀座などで公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)