野外コンサート場で地下駐車場の換気口のふた(手前)が崩れ落ち、乗っていた観客ら16人が転落して死亡した事故現場。韓国では人災ともいえる惨事が続いている=2014年10月17日、韓国・首都ソウル郊外の城南(聯合=共同)【拡大】
さらに社説では、今回の事故で4つの問題点を指摘している。(1)建築法など関連法令に換気口のふたの強度、厚さ、耐久性、材質などを定めた規定がない(2)会場にいたイベントの担当スタッフ38人のうち、「安全管理」を自らの役割と認識していた人は1人もいなかった(3)主催者側は消防署に安全対策のための協力要請を事前に行っていたが、消防署は「屋外の広場は安全点検の対象外」として対応しなかった(4)数十人が換気口に上り、その時点でたわんでいた。ふたに乗った人たちも「自分の安全は自分で守る」という意識がなかった-とした。
その上で、「主催者側や会場を訪れた観客個人に至るまで、関係者全員が『人の命を守らねばならない』という意識が欠如していたことが原因となった」と非難した。
「後進国型の悲劇」
一方、公演開始前、司会者は換気口のふたに乗っていた人たちに対し「危険だから、下りてほしい」と3、4回注意していたという。
東亜日報(10月20日、電子版)は、「換気口の観客らに、下りてこなければ公演を開始しないと強く求めていたら、結果は違っていたはずだ」「イベント主催側の安易な気持ちや観客の安全意識の不在が招いた惨事だ」として、主催者側の対応や市民の安全意識の低さを批判した。