私は嵐のメンバーがけんかをしているのを見たことがない。けんかをしようにも、けんかにならない。なぜならお互いに尊敬している部分が全員にあるからだ、とメンバーが言っていた、と聞いたことがある。そんな彼らが15年走り続けてきたのだ。
15年といえば、赤ん坊が思春期を迎えるほどの年月である。どれほどの艱難(かんなん)辛苦、紆余(うよ)曲折があっただろうか。
嵐の背後になぐハワイの海と同じくらい、大野の涙は美しかった。その美しさに、心を奪われぬ人はいないだろう。(フジテレビ広報部 平井隆/SANKEI EXPRESS)