今回ご紹介した品はモダンでありながらたいへんにシンプルであるが、竹俣氏が過去を見つめ、現代と向き合ったその姿勢を十二分に見てとれる。だからこそ、使う私たちに喜びと日本の伝統的な美意識を感じさせてくれる優れた道具といえるのではないだろうか。(「丸若屋」代表 丸若裕俊(まるわか・ひろとし)/SANKEI EXPRESS)
■竹俣勇壱(たけまた・ゆういち) 金沢生まれの金工作家。1995年より彫金を学び始める。ジュエリーはじめ、日常で使えるカトラリー、茶道具などを発表している。どれも味わい深い質感や形が魅力。
■丸若裕俊(まるわか・ひろとし) 「丸若屋」(maru-waka.com)代表。日本とフランスを拠点に、伝統工芸から最先端工業に至る幅広い分野で最高峰の技術との革新的な取り組みを通し、21世紀を生きる人々の生活に驚きと喜びの提供を行う。パリ・サンジェルマンにて、美しき日本の品々の展示販売を行う“NAKANIWA”をオープン。2016年に創業400年を迎える有田焼の海外プロジェクトも今秋始動。