もちろん、音楽は著作物なので、スポティファイ側は大手レコードレーベルと契約を結び、使用料を支払っている。スポティファイのダニエル・エクCEO(31)は「08年のサービス開始から現在までの約6年間に総額約20億ドル(約2300億円)を音楽業界や歌手らに支払った」と主張しているが、CDなどの売り上げを低下させる側面を考えると、薄利だ。
スウィフトの決断
こうした状況下でもやっていけるのは一握りの超大物だけ。米誌タイム(電子版)は12日、トップスターのスウィフトさんがスポティファイから昨年受け取った楽曲使用料は200万ドル(約2億3000万円)で、来年は有料会員の急増もあって恐らく600万ドル(約7億円)に増えるだろうと報じた。
それでもスウィフトさんはスポティファイからの楽曲引き揚げという決断を下したことになる。
「テイラー・スウィフトのことで、みんながこの問題をもっと考えるようになったことがうれしい。僕は、このビジネスモデルは不完全なものだと前から思っていたからね」。今年のアメリカーナ音楽栄誉賞・最優秀アーティスト賞を受賞した米歌手、ジェイソン・イズベルさん(35)はCNNの取材に、「歌姫」の反乱を支持する考えを示した。(SANKEI EXPRESS)