発言の裏に深刻な出生率
しかし、かつての韓国は多産社会で、日本の合計特殊出生率が2を切ろうとしていた1950年代後半には6を超えていた。減るきっかけになったのは、70年代に当時の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(1917~79年)が導入した産児制限策だった。
朴政権は「子供が多いと、食べることだけで精いっぱいになり、他の消費に手が回らず生活も豊かにならない。韓国が先進国になるためには人口を抑制する必要がある」として、3人以上産むことを制限した。その結果、韓国の合計特殊出生率は、80年には2.63、90年には1.60と急落。2005年にはついに1.08にまで減った。
韓国国会の立法調査処が今年行ったシミュレーションによると、出生率が昨年の1.19のままだと想定すると、韓国の人口は現在の約4900万人から今世紀末までに2000万人に減少するという。さらに、2750年までに韓国人は恐竜と同じように絶滅する恐れがあるという衝撃の結果が出た。