観光地としての魅力が高まるガリーナは、ビジネスチャンスを秘めた街でもある。1980年代初めにアイルランドから移住したジャック・コールターさん(52)はレストラン3件とロッジを経営する。「雰囲気がアイルランドにそっくりで気に入った。観光客が多いので事業は順調。リーマン・ショック後の不景気は回復してきたので、新規事業も考えたい」と話す。
街のさらなる魅力は、イリノイ州の豊かな土地から得られる作物を生かす「メード・イン・ガリーナ」の産品が多いこと。ワイナリーが郊外に点在するほか、市街地には街唯一のウイスキー醸造所「ブルーム・ブラザーズ・ディストレリー」がある。イリノイ州出身のマシュー・ブルームさん(36)が弟(32)と昨年12月に起業した。
マシューさんは日本人留学生も多い米サンダーバード大で経営学修士(MBA)を取得、観光客が急増中のガリーナに目をつけた。現在はイリノイ州で採れるトウモロコシやライ麦や大麦、小麦を使い、ブレンドウイスキーを仕込んでいる最中で、観光客向けの見学ツアーも行っている。マシューさんは「『メード・イン・ガリーナ』のウイスキーはいいお土産になる。将来は英国や日本にも輸出したい」と夢を語る。