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リアリティー追求のため、合成は使わなかった クリストファー・ノーラン監督 映画「インターステラー」

2014.11.21 13:50

映画「インターステラー」(クリストファー・ノーラン監督)。11月22日公開(ワーナー・ブラザース映画)。(C)2014_Warner_Bros.Entertainment,Inc.and_Paramount_Pictures.All_Rights_Reserved.

映画「インターステラー」(クリストファー・ノーラン監督)。11月22日公開(ワーナー・ブラザース映画)。(C)2014_Warner_Bros.Entertainment,Inc.and_Paramount_Pictures.All_Rights_Reserved.【拡大】

 劇的な環境の変化によって地球規模の食糧危機に見舞われた人類は、地球以外に居住できる惑星探しが急務となっていた。元エンジニアのクーパー(マシュー・マコノヒー)は幼い娘らを残し、惑星探しの任務への参加を決意した。女性宇宙飛行士のブランド(アン・ハサウェイ)ら少数のクルーたちと宇宙船に乗り込み、未知の領域へと踏み出したが…。

 クリストファー・ノーラン監督(44)の新作SF映画「インターステラー」。宇宙への旅を壮大なスケールで生き生きと描き出す一方、登場人物たちの人情の機微をもきめ細かく表現している。ノーラン監督は「人は、遠くに旅すればするほど、何がわれわれを突き動かし、何がわれわれを人間たらしめ、何がわれわれをつないでいるのか-との問いを深く探求する。それこそ私がこの映画で確認しようとしたことです。きっと観客は登場人物の経験や感覚とつながることができるでしょう」と期待している。

 宇宙の旅を描く作品は、長い間やってみたかったが、なかなか機会を得られなかったそうだ。撮影ではグリーンスクリーン合成を使わなかった。映像効果のスタッフにすべてを任せたくなかったからだ。「窓の外の宇宙の景色をリアルなものにしたかったので、セットを建てました。自然な方法で作品のリアリティーを実現することが極めて重要でした」。ちなみに制作期間は9年に及んだという。11月22日、全国公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS

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