ニューヨーク証券取引所に掲げられたツイッターのシンボルマークの巨大な旗。最高幹部の一人が株価にも大きな影響を及ぼす企業秘密をツイッターでつぶやくという大失態をやらかした=2014年10月7日、米ニューヨーク(ロイター)【拡大】
失態に気づいたノト氏はすぐに削除したが、約9300人のフォロワーの多くがこの投稿を保存。米ケーブルニューステレビ局「フュージョン」の編集者ケビン・ルーズ氏が「ツイッターのCFOがM&A(企業の合併・買収)に関するダイレクトメッセージの送信に失敗」とツイッターに書き込むと、米メディアや株式市場関係者の知るところとなった。
ノト氏は米大手投資銀行ゴールドマン・サックスでIT企業担当部門の責任者を務め、アナリストとしても名をはせた人物。昨年11月にツイッターがニューヨーク株式市場に上場した際に主幹事銀行の担当者として中心的役割を果たした。その縁で今年7月にツイッターに移籍したばかり。
ツイッターは、株式上場で調達した18億ドル(約2200億円)の資金を元手に今年に入り、すでにITベンチャーなど4社を買収している。次の狙いが分かれば、先回りして株価の値上がりでひと儲けできるし、ライバル企業なら妨害も可能だ。
このため、株式市場では、買収先として月間1900万人が訪問する若者向けサイト「ミック・ニュース」の名前があがったほか、米経済専門局CNBCは、自撮り写真共有アプリの「ショッツ」を買収する方向で協議しており、ノト氏がつぶやいた計画に含まれていると報じた。