初公判を終え、ソウル中央地裁を後にする際、加藤達也前ソウル支局長を乗せた車は抗議デモ団に囲まれ、生卵を投げつけられるなどの妨害行為にあった=2014年11月27日、韓国・首都ソウル(大西正純撮影)【拡大】
法曹関係者によると、韓国では証人として出廷しなくても金銭罰(最大500万ウォン=約53万円)があるぐらいで、鄭氏が実際に出廷に応じるかは不透明だ。(ソウル 藤本欣也/SANKEI EXPRESS)
≪法廷内外騒然 市民団体が罵声、車にタマゴも≫
法廷内では「拘束せよ」と大声を張り上げ、敷地内では車に生卵を投げつけた。ソウル中央地裁で27日に開かれた加藤前ソウル支局長の事実上の初公判。保守系団体のメンバーらは妨害行為を繰り返し、法廷の内外で一時騒然となった。意見陳述で名誉毀損(きそん)を否定した加藤前支局長の冷静な姿とは対照的に、感情的な行動が目立った。
地裁には、午前10時の開廷の約2時間前から、日韓の報道関係者に加え、産経新聞を批判する保守系団体のメンバーらが現れ、公判直前までに100人以上が集まった。