八百長問題で会見を行うハビエル・アギーレ日本代表監督=2014年12月27日、東京都文京区のサッカー協会(小倉元司撮影)【拡大】
くすぶる解任論
一連の騒動で日本サッカー協会は対応が遅れ、危機管理の甘さを露呈。潔白の主張にも来年1月のアジア・カップに臨むチームへの影響は必至で、解任論がくすぶっている。
「私は何もプレゼントされていないし、それを望んだこともない」。アギーレ監督はサッカー人生で一切八百長に関わったことはないと主張した。「私は落ち着いている。サポーターのみなさんも落ち着いてほしい」と沈静化を求めたが、問題の核心に触れる金銭授受の真相に質問が及ぶと「弁護士のアドバイスにより答えられない。スペインの司法当局に話す」と繰り返した。会見場に協会幹部の姿はなく、広報担当者と通訳だけを従えた席上で「代表監督としての仕事に支障は全くない」と断言したが、疑惑が晴れたとは言い難い。(SANKEI EXPRESS)