ダービーステークスの観戦に訪れたロンドンのエプソン競馬場で、エリザベス英女王(左)と談笑するアンドルー王子。“トラブル王子”の異名を持つ王子にまた少女買春疑惑がぶり返し、女王も頭が痛い=2013年6月1日、英国・首都ロンドン(ゲッティ)【拡大】
女性を実名で非難
英王室は2日の声明では、「王子が未成年者と不適切な関係を持っていたとする主張は絶対に真実ではない」としていた。しかし、4日の声明はより強い調子で攻撃的となり、「ヨーク公(アンドルー王子)がバージニア・ロバーツと性的接触ないし関係を持ったとする主張を、断固として否定する。言い分は虚偽であり、全く根も葉もない作り話だ」と言い放った。
バージニア・ロバーツとは、今回米国で訴え出た女性の実名であり、BBCの王室担当記者のピーター・ハント氏は「王室自らがこれまでの慣習を破り、これほどきつい調子で否定声明を出したのは前例がないことだ」と話している。
女性は匿名での報道を望んでおり、米国や英国のメディアも匿名で経緯を報じていたが、英王室がまず率先して実名で非難したのは異例中の異例だ。英国では、レイプや売春事件に関する報道では、関係者が実名報道を望まない限り、匿名で報じるのが伝統だった。裏を返せば、英王室の焦りようは尋常ではないということであり、今後、ゴシップ紙のいっそう執拗な追及にさらされかねない状況だ。(SANKEI EXPRESS)