「のるかそるかの大勝負」と気を引き締める藤原竜也(たつや)さん(左)と、舞台に「革命を起こしたい」と意気込む満島(みつしま)ひかりさん=2014年12月22日、埼玉県さいたま市・彩の国さいたま芸術劇場(大西正純撮影)【拡大】
読書好きで知られる満島はシェークスピアも大好き。「日本では堅い壮大なイメージがありますけど、本は言葉遊びも多くて面白い。(ビデオなどで)外国の公演を見ると、意外なほど自由で普通。役者は言葉に一緒に溺れて浮かんで歌って踊ればいい。いつか出たいと憧れていたけれど、自然体で伸び伸びやれるかどうか心配だったんです」と打ち明ける。
懸念は蜷川に「新しい解釈を持ち込んでほしい。奔放に好きにやれ」と言われて吹っ切れた。劇中では兄となるレアーティーズを演じる弟の満島真之介(25)との初共演は、自ら蜷川に依頼した。蜷川作品に参加した経験のある真之介に「私が一人で切り込んでいったときの逃げ場になってほしかった」と笑う。
実際にとても仲のいい姉弟は、舞台では「兄妹」となる。蜷川はオフィーリアとレアーティーズの関係の難しさを意識しており、実弟だからこそできる表現に期待しているという。
本当に芝居が好き
役柄の解釈の話になると目が輝く。共演の父親役ポローニアスを演じる俳優、たかお鷹(66)と満島真之介とで、役柄上の「家族会議」となる飲み会を開いて議論を戦わせた。「『お前、相当生意気だな。俺はそういうの大好きだよ』とたかおさんに言われました。あとは蜷川さんと藤原さんを柔らかくしたい」と笑う。