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米GM、新型EVを投入 日本勢のFCVと“主導権争い”激化 (2/4ページ)

2015.1.20 06:25

  • 米ミシガン州デトロイト

 GMは2010年12月に発電用のエンジンも搭載した現行のボルト(Volt)を投入しているが、今回のコンセプトモデルの最大の売り物は、一度の充電で200マイル(約320キロメートル)走れる性能と、3万ドル(約360万円)に設定された価格の安さだ。走行距離で日産のリーフの84マイルを、価格でテスラの約7万ドルを大きくしのぐ水準で、17年の市場投入を目指す。最高経営責任者(CEO)のメアリー・バーラ氏(53)は「競合の状況を一新する」と意気込む。

 今年の自動車ショーで注目を集めたのは、ホンダが今秋に復活させる「NSX」、フォードの「シェルビーGT350Rマスタング」といったスポーツカーや、トヨタ自動車や日産が発表したピックアップトラックなど、燃費よりもパワーを重視した大型車だった。原油安の結果、ガソリン価格が1年前より35%も下がり、景気の回復基調も強まっているなか、「消費者は燃費を気にせずに自分の好きな車を買う余裕が生まれている」(自動車アナリスト)傾向があるからだ。

背景に環境規制の強化

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