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【阪神大震災20年】「整理をつけるのは、まだ無理」 (2/4ページ)

2015.1.20 16:20

神戸市中央区の東遊園地で、ろうそくに火を灯す子供たち。夜明け前の暗闇に、「1・17」の文字が浮かんだ=2015年1月17日、兵庫県(山田哲司撮影)

神戸市中央区の東遊園地で、ろうそくに火を灯す子供たち。夜明け前の暗闇に、「1・17」の文字が浮かんだ=2015年1月17日、兵庫県(山田哲司撮影)【拡大】

  • 兵庫県西宮市の西宮中央商店街では5時46分を指したまま止まった大時計の前で黙祷が行われた=2015年1月17日午前5時46分(大塚聡彦撮影)
  • 神戸市長田区の市立真野小でともされた東日本大震災の被災地との「絆」を記すろうそくの明かり=2015年1月17日午前5時46分、兵庫県(共同)
  • 震源となった野島断層がある兵庫県淡路市の北淡震災記念公園で行われた追悼式で、亡くなった住民の数と同じ63個の竹筒にろうそくをともし池に浮かべる人たち=2015年1月17日午前5時27分(恵守乾撮影)
  • 神戸市中央区で、犠牲者の冥福を祈りトランペットを吹く松平晃さん=2015年1月17日早朝、兵庫県(共同)
  • 神戸市長田区で復興のシンボル鉄人28号像の前に並べられた子どもの笑顔がプリントされた傘=2015年1月17日午前、兵庫県(共同)

 気を強く持ち、母を捜す毎日だった。仕事を休み通い詰めたが、焼け跡から見つかったのは正子さんの腕時計や湯飲みなど。遺体は出てこなかった。「記憶を失い、どこかで保護されているかも」。ビラを配り情報提供を呼び掛けた。

 半年後、親戚に勧められ執り行った葬儀。骨つぼに入れる骨はなく、アパートのがれきを入れた。1年後、裁判所に失踪宣告を申し立て正子さんは戸籍上「死亡」した。

 時間がたてば、踏ん切りがつくと思っていたが、逆だった。「ほかに捜し方があったんちゃうんか」。申し訳なさが年々積もり、20年を迎えた。

 「あの日から時間は止まったまま。整理をつけるのは、まだ無理かな」。両手でしっかりと遺影を抱え、つぶやいた。

 ≪「がれきかき分けた感覚まだ残ってる」≫

 「今生きていたらどうしているだろうか」-。夜明け前の17日午前5時46分、兵庫県の各地では遺族や住民が献花に訪れ、鎮魂の祈りをささげた。亡くなった家族や友人らに「命の大切さを次世代に伝えていきたい」と誓った。

「人間は一人ではない。いつも感謝の気持ちを忘れないように」

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